喜鍼(きしん)について
https://www.utsunomiya-en.org/2014/01/232/
えん鍼灸院・整骨院オリジナルの「喜鍼(きしん)」は、当院独自の治療法です。
喜鍼の効果
喜鍼は、身体の奥や中間層に働きかける治療道具の一つです。
特に、背中やお尻などの筋肉やその周囲への治療に高い効果があります。
また、皮膚の上から刺激を行うため、出血しやすい方でも安心して受けられます。
喜鍼の使い方
刺す鍼治療の前段階として使用します。
慢性的な痛みがある場合、深部への鍼治療が必要になることがありますが、喜鍼を使用することで、深層のツボ(異常がある点)が明確になります。
一度体験すると、きっと「なるほど~」と実感していただけるはずです。
心にも優しい治療法
喜鍼を開発したきっかけは、
「鍼を刺すのが怖い」と感じるお客様に、心に優しい治療方法を提供したいという想いからでした。
多くの方が、子どもの頃の予防接種の痛みがトラウマになっているのではないかと考えたのです。
名前の由来
「喜鍼(きしん)」は、以下の意味を込めて名付けました。
「木」でできた「刺さない鍼」だから、お客様が喜ぶ
木の温もりや柔らかな肌触りを感じられる
木漏れ日の輝きや、風にそよぐ木々の音を思わせるような、自然の癒やしのイメージ
樹木のエネルギーと、私たち一人ひとりが本来もっている元気の「気」が、響き合うこと
そして何より、「喜びあふれる道具」として、皆様の日常をそっと明るく照らせるように
喜鍼が生まれるまで
この名前は、私の尊敬する恩師が名付けてくださいました。
また、道具の完成に至るまでには、沢山の先輩方から温かなご助言と協力をいただきました。
おひとりおひとりの想いが重なって、ようやく形となったこの「喜鍼」。
この場をお借りして、心より感謝を申し上げます。
本当にありがとうございます。
「喜神」について
「喜神(きしん)」という名前には、もう一つ大切な意味が込められています。
それは、陽明学者・安岡正篤氏の言葉にある「喜神(きしん)」という思想です。
「心中常に喜神を含む」という言葉があり、
どんなに苦しいときでも、運命を切り開く力、乗り越える力を持つために、
心の奥で「喜びの神さま」をそっと宿しておくこと。
日々のなかに小さな喜びを見つけ
感謝とともに生きること。
この姿勢こそが、人生を穏やかに、そして力強く歩んでいくための支えになると説かれています。
「喜鍼」という名前には、そんな想いも込められています。