腱鞘炎の症状・原因とその施術方法

腱鞘炎(けんしょうえん)について 〜原因と鍼療〜

腱鞘炎とは?

腱鞘炎は、手首や指を動かす腱(けん)と、その腱を包む「腱鞘(けんしょう)」に炎症が起きるケガのことです。

腱鞘炎になると、次のような症状が出ます。
✅ 指や手首が痛い
✅ 腫れて熱をもっている
✅ 動かすと痛みが強くなる
✅ 指や手首が動かしにくい

特に、腫れ動かすと痛いという症状がよく見られます。

腱鞘炎の進行と症状の特徴

腱鞘炎は、症状が次のように進行していきます。

【1】コリ感が出る(初期段階)

✅ 腫れはないが、指や手首が「ギシギシ」「パキパキ」と音が鳴る
✅ 指や手首に疲れや違和感を感じる

【2】腫れて痛みが出る(炎症の初期)

✅ 指や手首を動かすと痛む
✅ 物を持ったり、指を曲げると「カクカク」する

【3】さらに痛みが増す(炎症の中期)

✅ 健康な手と比べて、腫れが目立つ
✅ 指や手首を広げる、ドアノブを回すなどの動きで痛む

【4】強い痛みが続く(炎症の終期)

✅ 何もしていなくてもズキズキ痛む
✅ 指が「カクン」とひっかかる(バネ指)

腱鞘炎の原因

腱鞘炎は、筋肉の使いすぎが大きな原因です。

腱鞘炎になりやすい行動には次のようなものがあります。

パソコン作業(マウス・キーボードの操作)
スマホの使いすぎ
育児(赤ちゃんを抱く動作)
趣味やスポーツ(ピアノ、ボウリング、ゴルフなど)

これらの動作で指や手首を繰り返し使うと、腱と腱鞘の摩擦が増えて炎症が起こります。

腱鞘炎の治療方法

腱鞘炎の治療は、次の3つが基本です。

【1】治療(施術)

✅ 硬くなった筋肉をゆるめ、腱鞘にかかる負担を減らします
✅ 指や手首がスムーズに動くように整え、痛みをやわらげます

【2】指導(アドバイス)

✅ 指や手首に負担をかけない動き方をお教えします
✅ 日常生活での「手の使い方」を見直すことが大切です

【3】固定(サポート)

✅ 痛みが強い場合は、テーピングやサポーターで負担を軽くします

鍼灸による腱鞘炎の施術

鍼灸は、腱鞘炎の痛みや腫れにとても効果的です。

痛みが出ている筋肉をゆるめる
腱の動きをスムーズにして、炎症を落ち着かせる

鍼は、わずか1ミリ以下のツボを狙って刺激するため、よりピンポイントに効果を発揮できます。

「もっと早く鍼を受ければよかった」
「気持ち良くて眠ってしまった」

こうしたお声を多くいただいています。

腱鞘炎でお悩みの方へ

✅ 手首や指が痛くてつらい
✅ 痛みがなかなか引かない
✅ 日常生活に支障が出ている

そんな方は、ぜひ当院にご相談ください。

「もっと早く来ればよかった」
そんな声が聞けるよう、当院では一人ひとりに合わせた施術を心がけています。

どうぞ無理せず、お早めにご相談くださいね。