神経痛の原因は深部にあり。我慢せずに鍼灸治療を受けてください。
神経の痛み突然しびれる痛みに、日常生活に支障を来す方は多いようです。
しびれる痛みとは
ピリピリ、ジンジン、ズキズキ、チクチク針で刺したような、焼けるような痛みの事です。
神経痛とは
何らかの原因で、神経が刺激され特定の神経の走行に沿って起こる痛みの総称です。障害された神経により、末梢性と中枢性があります。
末梢神経痛についてお話していきます。
神経の痛みは傷害と障害の2つに分かれます。
「傷害」とは、ケガなど傷ついた状態です。腕を枕に寝る、急激な力など加わり起こります。
「障害」とは、神経の走行する通路で、何等かが神経に直接触れて痛むものです。
圧迫による神経の伝導(通行)の障害、直接触れる化学刺激による炎症反応が原因と考えられています。障害はさらに画像検査で原因が特定できない一次性と病気や変形に伴って起こる二次性があります。
★一次性には
1.筋肉、腱(機能的)な変化長時間の同じ姿勢、同じ個所を使う作業で、筋肉は過緊張となります。2.心理的影響ストレス、大きな出来事は交感神経を緊張し 筋肉が緊張させます。眠れずに疲れがとれない時は、体が疲れているシグナルです。
多くの神経や血管は、骨と筋肉、腱の間を走行しています。
ですから、筋肉が硬くなると神経を圧迫し痛みが出るのですね。これには、肩下がり症候群、胸郭出口症候群、梨状筋症候群などがあります。
★二次性では
解剖学的(器質的)な変形や病気が背景にあります。
首では、変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、頸部脊柱管狭窄症などお尻や足では、変形性腰痛症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腫瘍などがあります。神経痛は肩こり、腰痛など痛みに慣れて進行した状態です。胸で起こる事はまれなようです。胸椎は、肋骨など骨に支えられており安定性があります。ですから、胸で変形を起こす事は少ないのですね。
痛みが起こりやすい末梢神経
- 顔では、三叉神経、眼窩上神経
- 頭では、後頭神経、側頭神経
- 体では、肋間神経
- 腕では、上腕神経、橈骨神経、尺骨神経、正中神経
- 足では、坐骨神経、大腿神経、外側大腿皮神経などです。
障害される末梢神経に、運動神経と感覚神経があります。運動神経では、マヒ(動きにくい)、筋力低下(運動で疲れやすい)、筋肉の過剰な緊張、深部腱反射の低下や消失がみられます。感覚神経では、感覚の鈍麻や過敏があります。
神経痛の治療方法
神経や血管は、骨と軟部組織(筋肉、腱など)の挟まれて走行しています。変形まで進行した場合、元には戻りません。ですが、ほっておけばその変形は進行していきます。進行すると痛みは強くなるのですね。変形が進行しなくなれば痛みは軽減します。鍼は、生きた体の深部を直接触れる事ができます。血流を促し、神経の働きを自然に戻す効果が高いです。
神経痛の原因は深部にあります。
おかげさまで今までの治療でいちばん、良かった。ここまで原因となる場所に施術してくれる所はないなどお声をよく頂きます。痛みのある際は我慢せずお近くの鍼灸院にいかれてくださいね。