筋腱の疾患 腱鞘炎について
腱鞘炎とは、筋肉が硬くなり、筋肉の骨の付着している場所や、通過する場所で炎症が起きている状態です。症状は、特定の動きをする時に、関節周囲や筋肉が通る鞘(腱鞘)の所で痛み、日常生活に支障をきたすものです。腱鞘炎では、特定の筋肉を使いすぎで起こるのに対して関節炎では、繰り返しの関節への直接的な力が加わり起こる事が多いです。[br num="1"]
当院の治療方針
炎症が起きている場所は、休ませる事で炎症過程をスムーズに進行させ、回復を早めていく事が出来ます。治療指針は積極的安静です。該当する筋肉を本来の状態へと導いていきます。悪化要因としては、炎症が起きている場所は本人が使いやすい場所だという事です。炎症が起きている場合、本人は気づいてなくとも日常生活で使用している事が多いです。たとえば、家事仕事での包丁では、ものを切る際に反復して親指を伸ばす筋肉や、手の関節に力が加わっています。ですから、固定療法で負担を軽減します。最後に、来院出来ない時の再悪化を防止する目的で、ご自身で出来ることを指導させて頂いています。定期的に継続する事で、良くなったとお声を多く頂きます。